およそ生後6~7ヶ月を超えたあたりで、避妊・去勢手術が可能です。この時期以降に訪れる初回発情期よりも前に手術を行えば、女の子は乳腺腫瘍を、男の子ならば精巣腫瘍などの疾患リスクを減らせます。また、マーキングをする癖を抑えたり、攻撃性が減じたりする効果も期待できます。
成犬・成猫でも手術は可能です。ただし、発情期に手術をすると、特に女の子の猫の場合は出血が多くなるので避けるべきです。また年齢が高くなればなるほど、外科手術はリスクが高くなるため、避妊・去勢手術は早めに検討するようにしましょう。
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Step01
- ご予約
避妊・去勢手術は完全予約制となっております。他の手術との都合上、必ず前日までに予約をお取りください。
また、初診ですぐに手術はできかねます。ペットの様子を確認するために、事前に一度ご来院ください。
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Step02
- 当院へご来院
手術当日は食べ物と水を与えないようにして、午前11時までにご来院ください。ご来院後、手術に関しての同意書のご記入をお願いしています。
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Step03
- 手術前の検査
安全に手術を行うため、手術の前に「一般身体検査」「血液検査」を行います。
※年齢や健康状態などによっては、追加で精密検査を行なうこともあります。
※年齢や健康状態、検査結果によって、何らかのトラブルが認められた場合は手術を延期することもあります。
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Step04
- 麻酔
心電図を詳細に確認しながら全身麻酔を行っていきます。事前の検査を丁寧に行うことで、麻酔の安全性を可能な限り高めています。
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Step05
- 痛みの軽減
消炎鎮痛剤の量を調整したり、局所麻酔を行ったりすることで、手術中・術後の痛みをできるだけ抑えています。
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Step06
- 手術
避妊手術・去勢手術を行っていきます。避妊手術では卵巣のみを摘出する方法と、子宮と卵巣を摘出する方法があります。去勢手術において注意しなければならないのが、片方の精巣が腹部に埋没しているケース。そのような場合は、開腹によって精巣の摘出を行う必要があります。
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Step07
- 手術後
手術の当日にご自宅にお帰りいただけます。飼い主様は夕方以降にお迎えにお越しください。飼い主様のご都合や、術後の状態によってはお預かりすることも可能です。
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Step08
- 術後処理
手術の翌日に、傷口の様子をチェックします。
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Step09
- 抜糸
手術で縫合した部分の抜糸を行います。一般的には手術の10日後くらいになります。
- 運動やトレーニングは適度に抑えましょう
- 食事の量を適切に調整しましょう
- シャンプーは術後2週間が目安です
- 切開部をなめさせないように注意しましょう
- 縫合糸が取れてしまったり、疾患部位を舐めたりしている
- 痛がったり、出血がひどかったりする
- 体調が明らかに手術前と違う
- 術後、ほとんど食事をしていない