以下のような症状が見られる場合は、内科の受診をおすすめいたします。
- 食欲がない・なんとなく元気がない
- やたら水を飲むようになった
- 皮膚が赤くなっている・かゆそうにしている
- 苦しそうに呼吸をしている
- 下痢や便秘をしている・ときどき食べたものを戻してしまう
- 血尿が出たり頻尿もしくは尿が出づらくなっている
- 発作を起こしたり荒っぽい性格になった
- 足を引きずっている
ワンちゃんやネコちゃんの様子がいつもと違う時、どの臓器に原因があるのかを見極め、食事改善や投薬をメインに治療を進めていくのが内科診療です。
人の医療の場合、内科は消化器内科・循環器内科などの専門科に分かれています。一般内科といえば、それらの診療科目以外をカバーする意味合いが強く出ています。
しかし、獣医療における内科は、総合的な観点から症状を分析するのが特徴です。ペットは自らの症状を訴えることができないため、ありとあらゆる可能性を検討し、治療方針を決めていきます。
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Step01
- 問診
「なんだか元気がない」「急に吐いてしまった」などの徴候があればすぐにご相談ください。「いつから症状があるか」「どのような状態か」など飼い主様にお伺いするところから始まります。獣医療においては、どんな些細なことも治療の鍵となるため、気になることがあれば何でもお話しください。
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Step02
- 身体検査
まずは体重・体温・心拍数といった一般的な検査を行います。その後、飼い主様からヒアリングした内容をもとに、「見る・聴く・触る」といった五感を重視して、詳しい検査を行っていきます。具体的には、目や皮膚の状態確認、腹部触診、呼吸が正常かどうか、肺音の乱れはないかなどです。さらに骨や神経の様子などもチェックしていきます。
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Step03
- 臨床検査
問診と身体検査後、何らかの症状が疑われる場合は臨床検査に移行します。血液検査・尿検査・レントゲン検査・エコー検査などを組み合わせて、病気を詳しく診断。また基本的な診断は当院でも可能ですが、より専門的な検査が必要な場合、迅速に二次診療施設を紹介いたします。
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Step04
- 診断と治療のご説明
問診・身体検査・臨床検査から現状を総合的に分析し、投薬治療、外科手術、経過観察など考えられる複数の選択肢をご提案。飼い主様とペットにとって最適な治療計画を一緒に相談しながら決めていきます。
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Step05
- 治療
ワンちゃんやネコちゃんの状態、さらに飼い主様のご希望に合わせて、入院治療・自宅療養のどちらかを選択します。
入院の場合は投薬治療・静脈点滴などを行いながら定期的な検査。数値が安定したら治療が完了です。自宅療養の場合は処方した内服薬を飲んでいただき経過観察。定期的に来院し、その都度検査を行って状況を確認いたします。